ずっとやってみたかった、
アメリカでの「手作り納豆」に挑戦しました。
海外で納豆作りをしている方のたくさんのブログを読み、自分に合いそうな方法を決めるまでに半年ぐらいかかってしまいました。
せっかく挑戦するのだから成功したい。
失敗したらイヤだな・・・と思ってなかなか行動が起こせなかったのですが、
結果、
やってみて良かった。成功した!
と自信を持って言えるので報告したいと思います。
作り方についてとても大事だと思った事。
このブログにたどり着いたほどの方なら、他の「手作り納豆ブログ記事」をすでにお読みだと思います。
アメリカで「納豆」を手作りしたいと言っても、寒い地域も暑い地域もあり、自宅環境が一人ひとり全く異なります。
さらにそれぞれの家庭で普段使っている調理器具がマチマチなので、同じ環境で作るのにはかなり無理がある。
作り方を決める時に一番重要なのは、
「どの人の作り方なら真似できそうか?」
と思いながら他人のブログを読んでいくこと。
「自分が持っている調理器具に似ているな。」とか、「ヨーグルトメーカーは持ってないからクーラーバッグで挑戦している人はいないかな?」など。
手持ちの器具が似た環境の人を見つけることが、何より大事になってきます。
どんなに良さそうな方法を紹介している記事があっても、自分が持っていない調理器具で納豆を作っている人のレシピは最終的に合わないことが多い。
自分がすでに持っている調理器具で挑戦せずに、すぐに新しい調理器具を購入するのも、主婦のチャレンジ意欲に水を差す。
(たまたま良いタイミングでヨーグルトメーカーや圧力鍋を購入予定だったりしたらそれはグッドタイミングということにしよう!)
一度目は失敗は当然!ぐらいの軽い気持ちで考えないと、納豆作りのハードルがどんどん高くなってしまいます。
そんなこんなで
みなさんの貴重な手作り納豆記事を読みまくるのが最初の課題だと思いました。
そして、「なんとか自分に似た条件で作っている人のブログを見つけることができた!」
となったあと、
だれでも共通な重要ポイントを押さえる!
1、大豆をとにかく やわらか~くなるまで蒸すこと
(発酵中に蒸した時の3~4割ぐらい固くなっちゃうと思ってね!)
2、食器類の熱湯消毒は面倒でも必ずすること
(納豆菌以外の菌が繁殖するのは絶対NGじゃ!)
3、大豆が蒸し上がった直後の熱い時に納豆菌を混ぜ込むこと
(温度が下がると別の菌が付着するんですって!)
上記3点を気を付ければ
保温環境や調理器具の差はあれど、成功する確率がグーッと高くなる!!
私はヨーグルトメーカーなどの保温器を持っていないので、約24時間40度前後を保つことが難しいだろうと感じ、手作り納豆に挑戦する事をずっとためらっていた過去があります。
保温をどこでどうやってするのか?
この問題が納豆作り入門者にとって一番の悩みでした。
アメリカ在住者の方は、大きなオーブンが高い確率で自宅にあるでしょうから、一度目は「せっかくのアメリカ滞在。オーブンという名前の保温ボックスで作ってみる」という感覚で挑戦するのが納豆作りへの心理的ハードルを下げてくれると思います。
私も初回はオーブン庫内に、手持ちの湯たんぽと熱湯を入れた鍋などを入れて、温度が下がらないようにバスタオルで囲ってみたり、ドキドキしながら挑戦しました。
夜中に気になってオーブン内を開けたくなりましたが、温度が下がるのが恐怖で外側か
ら懐中電灯でのぞいてみたり・・・(^^;)
朝起きた時、オーブン内の温度が20度台しかなく、「あ~、もうダメかもしれない」と冷や汗かきながら鍋のお湯を取り替えたりしました。
(それでも成功しました)
失敗覚悟の最初のチャレンジをすることで、
納豆作りに大切な、保温中の温度がどんな風に下がっていくのかが理解できます。
そして温度が下がってしまうと大豆がどうなってしまうのか?
その途中経過は各家庭で全員違って当たり前ですよね。
自分の家のリアルな状況を約24時間、観察する。
失敗覚悟の初回チャレンジがどうしても必要となります。
失敗がこわくて、ずっと挑戦できなかった納豆作り。
3回目の挑戦で、満足だと思える納豆が出来上がりました。
日本に滞在中はスーパーで手軽に購入出来るけれど、海外で生活していると、冷凍納豆にしか出会えない(泣)
夕食にお手製の生納豆を食卓に並べている時、ステーキより何よりごちそうに感じてしまう自分がいます。
追記:
納豆作りも10回を超え、現在は以前から持っていた近所のスーパーマーケットで買った保冷バッグ(30cm×40cmぐらいの角型)に、角型のタッパー、日本から持ってきた「湯たんぽ」と、「ゆたぽん(レンジでジェルを温めるヤツ)」を使用中。
保温時間18~22時間で失敗することなく出来上がっています。
納豆作り入門者のみなさん
勇気を出してがんばってみてください!!