本当に好きなことは肩書きの裏側にあるらしい

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【本】『読書の技法 / 佐藤優』を読んだ。能力向上の方法は「読書の前・中・後」におこなう簡単な手順にあった!

 

本を読むことで、いったい自分の脳内にどんな変化をおこせるのか!

 

読書の「前・中・後」におこなう簡単な手順

これほど差がつくとは 実行するまで思ってもみませんでした。

 

自己啓発やビジネス書などが昔から好きで、能力向上や精神的意識の改革をひそかに願ってきましたが、ある程度時間が過ぎると「あの本は何が書いてあったっけ?」

 

となっている自分に最近気づき、これでは読んだ時間が無駄になっているのでは?と感じてこの本を購入したんです。

 

 

実際に『読書の技法』の中で紹介している方法をシェアしたいと思います。

 

 

 

 

読む前の手順

 

・この本を読んでどんなことを得たいと思っているのか?を考える

 

・目次を見て大切そうな所はどこか予測する

 

 

 

読んでいる時の手順

 

・常にペン、付箋、ノートと共にいる

 

・読みながら会話をする。疑ったり、うなずいたり、コメントする

 

 

 

読んだ後の手順

 

・読了後30分ほど時間をとって得たことをノートに記録する

 

 

☆☆☆ 

 

上記の手順を行動に移すかどうかで、能力向上につながるか否かが決まってしまうとのことです。

 

 

その手順自体はハードルが高くないと感じた私は、さっそく上記の手順を手帳に記入し、未読の本を手に取り実行したみた結果、実は大きな落とし穴(今となっては貴重な気付き)があったのでブログに記録します。

 

 

☆☆☆☆☆☆☆ 

みどり色の文字部分は個人的体験談です。

読書の技法の重要点だけを短時間で知りたい方は飛ばして読んでください。

☆☆☆☆☆☆☆

 

「読む前の手順」が意外に出来ないという問題

・この本を読んでどんなことを得たいと思っているのか考える

・目次を読んで大切そうな所はどこか予測する

 

 

【読む前の技法を実行した結果、下記の問題点が見つかりました】

 

読みたいと思っていた本が実際に目の前にあると、さっそくページをひらいて中身を見たいと思う好奇心が先走り、「どんなことをこの本から得たいと思っているのか」と考える事などすっかり忘れて、本をひらくことに夢中になってしまう。

(まるでプレゼントをもらった子供のように、中のオモチャが見たくて、思わず包装紙をやぶいてしまう感情に似ている)

 

さらに本をひらいて遅くても1,2分前後で目次ページにたどり着くが、読み始めたばかりの自分は新しい本に対しての興奮度合いが高く、目次はサッと目を通すぐらいで、早く第1章にページを進めたくなる。

 

という問題。

 

 

これでは、数多くの本を読んでも時間が経過すれば記憶から遠のいてしまうし、期待するような能力向上にはつながらない。

 

読書の「前・中・後」の 特に【読む前】の手順を実行することは簡単そうで難しい。という結果になりました。

 

 

本当に、このような読み方を多くの人がやっているのか?

と疑問を感じた私は、本を日頃から読んでいる10人の知人に、読む前に何かを意識していますか? と質問をしてみました。

 

結果は、9人は私と同じような意見で、「本を読む前には何も考えず、すぐにページをひらいて読み始めている」 と答えました。

 

残りの1人は、「知りたい情報だけが欲しいから、関係ない所はできるだけ読みたくない、知りたい情報の場所を予測するには表紙と目次であらかじめ判断するのは当たり前でしょ?」と・・・・。

 

私はあっけにとられながら

「ねぇ、本を読むこと 好き?」

と聞くと

 

「んー、そんなに好きじゃないかも。他にやりたいことたくさんあるし、、、でも知りたい事が本の中にあるからね。だから本が好きで読んでるわけじゃなくて、必要な情報を探しているだけ。 あっ、辞書とか参考書を見るのと同じような感覚だよ! わかる?」

 

☆☆☆

 

辞書? 

参考書?

 

この言葉を聞いたとたん、多くの本を読んでも 能力が向上している感覚が期待するほど得られない理由が、一気に理解できました。

 

私は どんな種類の本であっても

活字を読むという行為そのものが好きで、読んだという事実が満足感を与えてくれるのです。 

 

そう気が付きました。

義務や仕事でしょうがなく読んでいるのではありません。

 

趣味は?と言われたら「読書」と答えます。

 

 

表紙を見ても、きれいなデザインだな~とか、絵が好きとか、その程度の意識しかない。

 

【はじめに】の文章はしっかり読むけど目次はサラッと飛ばしてしまう。

サラっとどころか、目次を見すぎてしまうと、読む前に内容がネタバレするのがイヤで、できるだけ見ないようにさえしていました。

 

あとは1章から順番にページをていねいにひらきながら、活字を目で追いかけて、ひたすら内容に没頭している、ただそれだけだったのです。

 

 

☆☆☆

 

『読書の技法』を読了後、

読書するときの行動に変化があった事は言うまでもありません。

 

「ストーリーに没頭したくて読む本」なのか、

「意識の変化や精神的な成長を期待して購入する本」なのか、

読む目的がハッキリしました。

 

 

没頭したいだけの時は「読む前の手順 を ふまない」、

「能力向上を目指すときは 必ず 読む前の手順 を ふむ」

 

 

本を買う時点で目的が見えるようになったので、選ぶ楽しさも以前とは違ったものになり、今までのモヤモヤした不安や焦りがなくなりました。

 

☆☆☆ 

 

「読書の技法 / 佐藤優」で紹介されている、読書の前・中・後における手順の他にも 有益な情報がありました。

 

 

熟読に大事なこと

 ・3回は通読する

・結論は3回読む

・大事だと思う所は抜き書きする

・2回目で本当に大事と思ったら囲みをつける

・時系列にノートに書く

 

 

 

速読に大切なこと

 ・速読をするには(読もうとする分野の)基本的な知識が必要である

 

 ☆☆☆

 

読んだ本を元に、自分の脳内に変化を起こしたければ、佐藤氏の言う「読む前」「読んでいる時」「読了後」に 、誰でも簡単に出来る小さな手順をふむかどうか

 

 

今から読む本は

「没頭して楽しむことに価値がある本なのか?」

「今後の能力向上につなげたいのか?」

 

 

それを最初に考えて、能力向上につなげたい時は、佐藤氏がオススメする手順を実行すればいいんだ!!

 

 

 

近い未来、自分自身に変化がおとずれるかも?!と、ワクワクできた貴重な一冊になりました。